江戸時代の地震
江戸時代の地震
【総数……184回(265年間)】
M5.0-6.0……40回
M6.1-7.9……103回
M8.0-9.0……6回
規模不明……38回
1年あたりの大地震……0.696回
※理科年表より
ウキペディア
安政の大地震(あんせいのおおじしん/だいじしん)は、江戸時代後期の安政年間(1850年代)に、日本各地で連発した大地震である。
世にいう「安政の大地震」は、特に1855年(安政2年)に発生した安政江戸地震を指す[1][2][3]ことが多いが、この前年にあたる1854年(安政元年)に発生した南海トラフ巨大地震である安政東海地震[4]および、安政南海地震[5]も含める場合もあり[6]、さらに飛越地震[7][8]、安政八戸沖地震[9]、その他伊賀上野地震[10]に始まる安政年間に発生した顕著な被害地震も含めて「安政の大地震」と総称される[11][12][注 1]。
安政大地震、あるいは安政地震とも呼ばれるが、単に「安政地震」と言えば、南海トラフが震源と推定される宝永地震や昭和地震に対比して、安政東海地震と安政南海地震を総称して呼ぶ場合もある[13]。
1854年の伊賀上野地震、安政東海地震、安政南海地震および豊予海峡地震は、安政の前の嘉永7年に発生した地震であり、当時の文書、日記、瓦版などは「嘉永七年甲寅・・」と記され、地震後の嘉永7年11月27日(1855年1月15日)に安政に改元されたため、本来「嘉永の大地震」と呼ぶべきであるが[14]、明治改元の際、詔勅で「慶応4年(1868年)を明治元年と改元する」とされ、慶応4年1月1日に遡り明治元年と改元された例に倣い、「嘉永7年1月1日に遡って安政元年に改元された」と解釈され、「安政の大地震」でよいとされる[15]。